情緒的であること

情緒的であること、感情的であることが批判されがちな世の中ではある。一方では、感情がすべてとされ、一方では理性と比べて感情は劣るものとされ、蔑まれる。

実際のところ、感情にも理性にも、それぞれの役割、立場というものがあって、その限りにおいて意味があり、どちらが上とか下とかはないのだと思う。

思考も感情も深くつながっている。論理的に言えばこうだと声高に叫ばれる主張が感情的になされ、強烈な感情がある思想に基づいて引き起こされる。

感情と思考のつながりに気づいていること。そのどちらも大切にしつつ、どこを目指していくべきかに従って、思考も感情も歩みをそろえて、整えていくこと。それが大切なのではないか。